無題 - のりのりこ
2019/09/05 (Thu) 23:14:06
*.dion.ne.jp
いつもご指導いただき、ありがとうございます。
今、舞台を稽古しています。実はプロポーズされるシーンで悩んでいます。
稽古の初め、相手の男優さんはオーソドックスに演じてくれて、それは私もわかりやすく、すごく自然に演じられて、その時は演出家からも私の演技はよかったよ、と言ってもらえました。
ただ、相手の男優さんは、そんなんじゃダメで、滑稽なくらいに大袈裟にやれと、ダメ出されてました。
次に、相手の方は面白いくらいに大袈裟に演技を変えてきたのです。演出家からは「すごくよくなったな。」と称賛されたのですが、私からすると、あまりにも不自然で、とても真面目にプロポーズされているとは思えないのです。
「うれしい。好き。」が私のセリフですが、相手の「結婚してください。」というセリフの後では、到底出てこないセリフです。
もし、エチュードをやっていて、相手のプロポーズのセリフに答えるとすると、「はあ?あなた、ふざけてるの?」となるとおもいます。
演出家は相手の演技を気に入っているし、このままでは、私は演じられないし、どうしたものかと途方にくれています。何かヒントがありましたら、ご教示いただけたら、さいわいです。
Re: 無題 - ウィナーズラボ
2019/09/09 (Mon) 02:19:51
*.bbtec.net
基本的に「自分の気持ち」なんてどうでもいいのですよ。
故三木のり平さんの言葉「役の気持ちじゃねえ、客の気持ちになれ!」ですよ。
あなたがどれだけ違和感があろうと、観客から見てそれがいいシーンであるならそれが正解です。演技の仕事をしていたら、そんな「違和感」を感じることは日常茶飯事です。
しかし、あなたがもし「主役」なら、その違和感は本番に持ち込まず、リハで解消していなくてはいけません。なぜなら作品を見る「客の気持ち」は、主役の気持ちに同化していくからです。もし、主役が強引に反応をコントロールしてしまったら、観客の気持ちはその役からも作品からも離れて行ってしまうのです。
まあその場合の「解消方法」は山ほどありますが状況やキャラによるので一言では言えません。
「見えたもの、感じたものに素直に反応する」それが結局のところ「正解」です。
で、もしあなたが脇役なら、前述したようにアドバイスはたった一つ「役の気持ちじゃねえ、客の気持ちになれ!」です。
Re: 無題 - のりのりこ
2019/09/09 (Mon) 10:55:55
*.au-net.ne.jp
いつもご指導、ありがとうございます。
ああ……そうでした。私の気持ちはどうでもいいんでした。
とどのつまり、主役以外は(もちろん、私は主役ではありませんが)、何とか演出家の指示どおり切り抜けていく、ということ。
その時はできるだけ、素直な反応となるように、でも最後は反応をコントロールしてでも、お客様にとっていい作品になるように努力する
ということですね?
すみません、いつもお手数ばかりおかけします。ありがとうございました。