大興奮 - のりのりこ
2019/08/23 (Fri) 12:28:29
*.au-net.ne.jp
いつも、ご指導いただきありがとうございます。
今、取り組んでいるシーンですが、ふだんはおっとりとした、上品なレディが、ある芝居を見て、あまりの素晴らしさに大興奮するというシーンです。
昨日、自分なりに演じたのですが、演出からは、もっと、笑えるくらいに大袈裟にやれ、という指示が出ました。
すごく初歩的なことで申し訳ないのですが、自分なりの精一杯の興奮を引き出したので、これ以上と言われても……と、途方にくれています。
何か他の映画や動画を参考にするくらいしか思いつかないのですが、何かヒントでもありましまたら、お聞かせいただけたら、さいわいです。
いつも、お手数おかけして、すみません……
Re: 大興奮 - ウィナーズラボ
2019/08/25 (Sun) 00:44:11
*.bbtec.net
演出家や監督が「もっと!」と言う時には、彼には明確なイメージがあります。また、あなたにはそれができると考えています。
その「明確なイメージ」は、決して考え付かない特殊なものではなく、作品全体の流れからみると全く自然で適切なものです。(まあたまにはあり得ない変なこだわりを持った演出もいますが)
ということで、「演出目線」から見れば、俳優が「精一杯」と思っていても、さらにできる余地はいくらでも見つかると思いますよ。
ポイントはやはり「見所同見」、客席から見た視点で自分の役を見てみることです。
また、「たった一つだけ」アイデアを用意すべきではありません。どんな時も最低3つは考えていきましょう。あの演技職人「橋爪功」さんもあれだけベテランなのに常にプランを3種類は最低用意してシーンに臨むと言ってらっしゃいましたよ。ちなみに室井滋さんの出始めの頃は「5種類」常に用意したそうです。
俳優はダメ出しされるとパニクってしまい、もう「すべてダメだ!」とつい思ってしまいがちです。
そうではなく、あなたのアイデアの中の「たった一つ」が全体の流れの中で適切ではない、または「演出好み」ではなかったに過ぎないのです。
「だれもここまではやらんだろう?」と思えるほどのアイデアを最低3つ用意していきましょう。そうすれば、役はあなたから離れて自在に動き始めることができますよ。
あなた自身を見せる必要は一切ありません!
あなたが演出の助けを借りてそこに創り上げる、魅力的な「役」を見せましょう!
Re: Re: 大興奮 - のりのりこ
2019/08/25 (Sun) 04:34:19
*.dion.ne.jp
いつも、本当にいつも、丁寧にご指導いただき、ありがとうございます。
俳優はダメ出しされるとパニクってしまい、もう「すべてダメだ!」とつい思ってしまいがちです。
そうではなく、あなたのアイデアの中の「たった一つ」が全体の流れの中で適切ではない、または「演出好み」ではなかったに過ぎないのです。
先生のこの言葉、すごく胸に染みました。
実は昨日も稽古があり、演出から、何度やっても気に入ってもらえませんでした。それだけならまだしも、私の相手役だけが、評価がうなぎ昇りに上がっていったのです。
さすがに、疲れていたこともあって、稽古が終わったら挨拶だけ済ませ、一人でそそくさと帰ってきたところでした。
そうなんですね。全体から見れば、必要な指示なんですね。
手元に、先生のテキストや、ブログから、これは自分のためになると思った言葉をまとめたノートがあり、ちょうど読んでいたところでした。
まずは基本に戻って、3パターン、用意します。
もう落ち込むことはやめます。積極的にやってみます。
本当に、本当にありがとうございました。