Re: 演技のプラン - ウィナーズラボ

2019/03/18 (Mon) 23:14:06
*.bbtec.net

ご質問ありがとうございます。

まず必要なのは「誰に何をどうするのか？」ということです。

プロとして演じることは「商売」です。だから、

「演技の狙い」とは、つまり、最終的には、その演技でどのように「お客さん」を楽しませることができるか？ということですね。

ＣＭの演技なら「どのように商品やサービスの売り上げにつなげるか」
映画やドラマなら「どのようにその作品でお客さんを楽しませることができるか？その作品の伝えたいことを伝わるようにできるか」

これは「もし自分がお客さんなら？」を考えるとハッキリします。

「客として観たい演技」こそが、「演技の狙い」ということではないでしょうか？


またこれは、当然「自分の売り」ということにもつながります。
たとえば、自分がピエール瀧さんのようなコワモテなら、「主人公をいじめ抜いて狂気の悪を貫く」とか、濱田岳さんや塚地武雅などのコメディーリリーフのタイプなら「緊張した作品世界の息抜きになりたい」、そして北川景子さんのような美人なら「美しく素敵にカッコ良く」とか。

「自分がやりたい演技」ではなく「お客さんが求める演技」が狙えるようになれば、もう一人前な「プロ俳優」です。


大まかにはこんな感じですが、より具体的な「演技の狙い」なら、個々の作品や台本のシーン、またたった一つのセリフや動きに対しても存在しているでしょうけど、それをいまここで述べるには、具体的なその台本がないと説明が難しいですね。

どちらにせよ、すべては最終的な「作品」のため、そしてそれを観る「観客」の為ということです。
まずは「作品の理解」、そして「プロとしてのサービス精神」に基づいて「演技の狙い」を明確にするそれが大切ですね。


ちょっとあいまいな答えになってしまいましたが、答えになってますでしょうか？

Re: Re: 演技のプラン - よる

2019/03/19 (Tue) 17:13:11
*.spmode.ne.jp

ご返信ありがとうございます。
とても勉強になりました。

今までは自分がしたい演技しか考えていませんでしたが一番は視聴者の方が観たいと思ってもらえる演技をすることが大切なのですね。

台本なのですがメールにて添付することは可能なのですがアドバイスをお願いできますでしょうか？

宜しくお願い致します。

Re: 演技のプラン - ウィナーズラボ

2019/03/19 (Tue) 17:44:28
*.bbtec.net

気づきがあって良かったですね！

名優で演出家でもあった三木のり平さんは、どういう気持ちで演じたらいいか分からないと言う俳優に「役の気持ちじゃねえ、客の気持ちになれ！」と言って叱ったそうです。

もちろん「自分のやりたい演技」を目指してもいいのですが、それでプロになれる人はほんの一握り、自分で世界観を創り出せる「アーチスト」だけです。商売でやるなら、お客さんの気持ちを満足させる「職人」にならないといけないということですね。


さて、台本のアドバイスとのことですが、それは当レッスンに参加されている方しか受け付けておりません。

掲示板でアドバイスさせていただいてることはあくまでも一般的なことです。具体的状況やその人のスキルがわかっていない状態でのアドバイスは誤解も生じますし責任も取れません。

よるさんが、ワークショップに通われてるのでしたら、まずは、その先生や監督さんに質問してみてくださいね。

また、もしこちらのレッスンに興味を持たれたのならぜひご参加下さい。プロとして活動している方ならどなたでも歓迎しております。