無題 - りょう
2019/03/15 (Fri) 00:34:30
*.spmode.ne.jp
お聞きしたいことがあります。
自分と同世代の役者の方と同じように行動していてはダメなことは分かっているのですが具体的にどのようなことに取り組めばいいのか悩んでいます。
ぜひ具体的なアドバイスを頂けたらと思います。
宜しくお願い致します。
私が現在取り組んでいることです。
・発声、滑舌のトレー二ング
・脚本の理解を深めるトレー二ング
・ドラマや映画を観る
・小説を読む
以上の項目以外に取り組むべきことがありましたら宜しくお願い致します。
Re: 無題 - ウィナーズラボ
2019/03/15 (Fri) 00:57:21
*.bbtec.net
ご質問ありがとうございます。
りょうさんのいま取り組んでいるものは、すべて「チャンスを生かす力」の方ですね。
ちょっと古いですが、こちらの記事をご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/winnerslab/archives/51338414.html
いざというときに「チャンスを生かす力」、そしてその「チャンスをもらう力」、どちらも必要です。
で、どっちが先かと言えばもちろん「チャンスをもらう力」の方です。
「チャンスを生かす」ための訓練ばかりしていても、結局そのチャンスはなかなかやってきてくれません。当然です。誰もあなたを「知らない」のですから。しかも、頑張っているその訓練は実際には全く見当違いで役に立たないものかもしれないのです。
とにかく人と出会い、大声出して「俳優の仕事やりたいです!」と言い続けましょう。自分と仕事とをつなげてくれる「コミュニケーションライン」を見つけ出し、まずは「仕事」をやってみるのです。
そうすれば、そこで必要なもの(チャンスを生かす力)が何なのか?肌で瞬時に感じ取ることができます。
誰でも最初は初心者です。失敗怖れずまずは現場に飛び込む勇気こそがまず必要です。
「根拠なき自信」を持ち、まずは必死に仕事をこなす。そうすれば、あっさりいま考えているような「越えられなさそうな壁」は崩れて行くと思いますよ。
あなたの「同世代の役者」はたいていそこで苦しんで「越えられる壁」をムダに大きくしているのです。
そういう人はまずどんどん「本番」を経験して行きましょう!どんな小さなものでも構いません。そうすれば、自分が思っていた大きな壁は全く大したものではなかったことに気づくはずです。
どんな仕事でも、「その道のプロ」とは「素人がとてもムリと思うことをあっさりと簡単にやってのけることができる人」なのです。
頑張ってください!
Re: Re: 無題 - りょう
2019/03/15 (Fri) 02:52:12
*.au-net.ne.jp
ご返信ありがとうございます。
チャンスをもらう力が先だと言うことは予想していませんでした。
どんな現場でも本番を経験することが大切とのことですがエキストラとしてでもたくさん現場に足を運んだ方がいいのでしょうか?
宜しくお願い致します。
Re: 無題 - ウィナーズラボ
2019/03/16 (Sat) 00:27:58
*.bbtec.net
エキストラやスタンドインなどは、今回の話的にはただのバイトですね。現場の仕事と言っても、弁当を運んできてくれる弁当屋のバイトさんや、裏で書き割りを支えている大道具のバイトさんと変わりありません。
「チャンス」をもらう話をしているのですから、どんな小さな役でも「これはチャンス!」と思えるような「役付き」の仕事を、しかもちゃんとギャラの出る仕事をもらえるよう、頑張ってルートを見つけていってくださいね。
やりたいなら、一度や二度の失敗は当然!と開き直って、「できます!やれます!」とハッタリかまして、強気でどんどんチャレンジして行きましょう!
Re: 無題 - ウィナーズラボ
2019/03/16 (Sat) 01:27:16
*.bbtec.net
もしあなたが「東京フィルハーモニー交響楽団」でバイオリン弾きたいです!と言っても無理ですよね?
また、プロ野球の巨人のキャッチャーをしたいです!と言ってもそれも絶対無理と思います。150km/hの豪速球が向かってくるなんて、考えただけでも恐怖です・・・。
そう、それぞれ、長年の修練と実績の積み重ねの結果、やれる仕事です。
でも、俳優なら?
5体満足で「キャラクター」がその役に合えば、今日初めて演技した初心者だろうと、とりあえず誰だってできるのです。
最初のキッカケはみんなそんな感じですよ。まず「この人にやらせてみよう」と思ってもらえなければ俳優はできません。でも逆にそれだけで最初の扉は開くのです。
俳優は誰だってできる。だからこそ、あなたはいまやるべきことがわからなくなっているのでしょう?もしバイオリンやプロ野球をやるなら、「今」やるべき訓練に迷うことはありません。
ですから、俳優になりたいなら、まずプロの世界に飛び込むことが大切なのです。そこで感じた「自分に足りないもの」こそあなたが毎日訓練すべきものなのです。
「泥縄」でいいんですよ。先に準備してはいけません!「壁」がどんどん大きく見えて身動きが取れなくなってしまいます。
市井の演技レッスンにはそうやって「壁」の大きさビビってしまい、何十年も現場にチャレンジせずに訓練だけ続けて、日銭稼ぎのバイトに明け暮れている「役者志望」の人が大勢います。それは一度しかない人生のムダ使いです。
悩むなら壁の向こうに飛び込んだ後で悩みましょう。
それが、唯一の正攻法です。