台本で一番伝えたいこと。 - たか
2019/03/13 (Wed) 20:59:16
*.au-net.ne.jp
失礼致します。
台本を頂いて監督さんに君が表現したいことは何かと聞かれたのですが端的に答えることができませんでした。
その場合どのように答えればよろしいのでしょうか?
一番の自分が演じるシーンでの目的のことでしょうか?
そこが分かってないとフワフワしちゃうからとも仰ってました。
ぜひアドバイスを頂ければと思います。
宜しくお願い致します。
Re: 台本で一番伝えたいこと。 - ウィナーズラボ
2019/03/13 (Wed) 23:24:55
*.bbtec.net
ご質問ありがとうございます。
まず、そういう場合は、あなた自身の考えを聞かれているわけですから、間違ってても構わないので、思ったこと感じたことを答えるべきだと思いますよ。
学校のテストと違い、そういうものには絶対的な正解などはありません。ただ「意図」が存在するだけです。
出した答えが「正解」ならそれでいいし、あとで間違ってると気づけば、それはそれで素晴らしいことです。どんどん間違ってくださいね!
でも、当たり障りのない答えをして、あとからも、それが合ってるのか間違ってるのかさえ分からなければ、それはつまり、その問いに向き合わず、逃げてるだけということになります。
そういうのはあなた自身の「生き方」にも関係してくることだと思うので、あなた自身でつまづいたり、立ち止まったりしながらも見つけていってくださいね。
さて、その上で何かヒントとなるようなことを書くとすれば、
「表現」と考えてしまうと混乱しますよね。「提供」とか「サービス」と考えたら明確になると思いますよ。
「君はお客さんにどんなものを提供したいんだ?」とか「君はお客さんにどんなサービスをしたいんだ?」と聞かれてると思えば、答えが出やすいかなと。
もちろん、上記はプロの場合で、アマチュアなら「お客さんに」ではなく「自分自身に」ですが。
俳優が提供しているものは、形あるものではありません。また、サービスそのものでもありません。
それはつまり「観客の心に残る何か」です。
映画の舞台挨拶とかで主演女優さんとかが「この映画がみなさんに伝わって、一歩踏み出す勇気を持つキッカケになったら幸いです」とか「まあとにかく大笑いして、大泣きして、日頃のストレスをバーッと発散してもらえたらうれしいです」とか言ってますよね?
つまり、ああいうのが俳優の「提供するもの」です。
もし、たかさんがプロの俳優なら、やはりそこんとこはしっかりと持っておく必要があると思いますよ。つまりそれが「プロ意識」ってもんです。
世の中は「等価交換」でできています。いただいたお金と同等のものを得られたら人は満足します。そしてもし、それ以上のものを得られたと感じたら、人は熱狂し、それをどんどん欲しがってくれます。
我々も、常に「等価以上!」のサービスを提供できるよう目指していきたいものですね。
Re: 台本で一番伝えたいこと。 - ウィナーズラボ
2019/03/14 (Thu) 11:07:10
*.bbtec.net
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190314-00000007-pseven-ent&p=1
ドラマ「3年A組」の打ち上げでの菅田将暉さんたちのスピーチのエピソードが記されています。
この記事とか読むと、「観てくれた人へのサービス」そして「自分自身へのサービス」そういうものが何かがよく分かります。
人はまさに「衝動」に衝き動かされて生きて行くのです。自分の衝動と相手の衝動がぶつかりあって、面白い何かが生まれてきます。
ただ何となくでは、とりあえず自分は動けても「誰かの何か」を動かすことはできないのかもしれませんね。