Re: 事務所の件 - ウィナーズラボ

2019/03/03 (Sun) 00:45:32
*.bbtec.net

投稿ありがとうございます。
まず、注意事項に書かれているように、不特定多数が閲覧される掲示板ですので、メールアドレスは削除して頂きますようお願いいたします。


さて、まず第一に、オーディションが本当にある事務所なら、その事務所に直接、どうすれば書類が通るか？オーディションを受けることができるようになるか？相談されることが大切です。

せっかく入った事務所ですから、納得のいくまで話し合ってみてくださいね。


でもまあ、日本では、女性だと22才ぐらいまで、男性では25才ぐらいまで、つまり「学生役」ができるくらいまでしかドラマや映画のオーディションがありません。それを過ぎるともうそれまでに経験を積み「俳優」と認知された人にしか仕事は回らないのです。

ですから、もし今から俳優として活躍したいなら、めったにないオーディションを待つのではなく、他の角度から攻めるのがいいと思いますよ。

・小劇場などに参加して、キャラを確立した俳優になる。
・「自主映画」にたくさん出演し、「カメ止め俳優」のようなその作品に乗っかったブレイクのチャンスを待つ。
・モデル事務所に入り、モデルとして活動し、そこから俳優の道を探る。

まあここまではよくあるパターンですね。
あとは、

・海外で活動し、ディーンフジオカさんや大谷亮介さん、菊池凛子さんのような「逆輸入」を狙う。
・ミュージシャンとしてヒットを出す（ピエール瀧さんetc.。
・芸人をする(山ほど例が浮かびますね）。

こんなところでしょうか？

俳優なんて誰でもできるのです。
しかし、「受け仕事」ですので、自分からやりたいと言ってできるものではありません。

プロとして活動するには、クライアントから「他の人ではなく自分が選ばれる理由」が必要です。

必死にもがいてそれを探し、プロとしての「商品価値」を確立しないといつまで経っても「俳優志望」のまま年ばかり取ってしまいます。

俳優に演技レッスンなど必要ありません。演技力は誰でも元々持っている力です。ただ、もし実際の撮影やオーディションで壁にぶつかったら、そのときにその壁を乗り越える知識や技術は必要かもしれませんが。

たとえどれほど「実践的」で素晴らしいレッスンでも、仕事を経験せず、レッスンしかやらなければ何十年経ってもヘタなままです。

「泥縄方式」で行くしかないのです。まずハッタリかましてどんどん仕事をゲットして、壁にぶつかり、それを乗り越えることを繰り返さないと、何万人に１人の天才以外、演技は絶対にうまくなりません。


このような一般論しか答えられず申し訳ありませんが、上記を参考に、「オファーが来る存在」を目指してくださいね。ポイントはもちろん「相手目線」。

つまり「自分がオファーする側なら、自分を選ぶか？」です。

ジョージ・クルーニーはなぜオーディションに受かるようになったのか？
http://blog.livedoor.jp/winnerslab/archives/52227370.html

Re: Re: 事務所の件 - トシ

2019/03/03 (Sun) 02:33:51
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ご返信ありがとうございます。
すごく勉強になりました。
はい。学生役が出来る年齢の25歳までというご指摘は自分でも薄々感づいていました。先日事務所のマネージャさんに「25歳を過ぎるとオーディションの案件は少なくなりますか？」と質問したら「そんなことないよ」と仰ってましたがやはりオーディション 自体ほぼないに等しいのですね。
(CMやWeb系の小さい役のオーディションがあるぐらいです。）

そこですみません。話は変わりますが今自分がどうしたら自分は役者として売れるのか考えました。
よろしければアドバイス御願い致します。

まず事務所のレッスンが映画監督さんのWS形式ですのでそこで監督さんに印象に残る芝居が出来れば監督さんの次回作に呼んでもらえる可能性があると言うこと。
もう一点は映画監督が次回作を作るからワークショップでいい人がいれば起用したいというワークショップに積極的に参加することの二点に絞り考えています。

そのためには当たり前ですがまず演技力をつけること、もう一つはプロモーションの部分と言いますかオフィシャルサイトを作成してくれるところがあるので作成してもらい多くの業界関係者の方に知ってもらうこと。

宜しくお願い致します。

Re: 事務所の件 - ウィナーズラボ

2019/03/03 (Sun) 02:53:18
*.bbtec.net

残念ながら、そのような形で世に出た人を私は知りません。

監督さんにとって、ワークショップに来てくれる人は、仕事を共にするパートナーではなく「お客さん」です。

どんな商売でも、「お客さん」と一緒に仕事をしようと思う人はいないですよね？「いい人がいたら起用したい」というのは、せっかく来てくれる俳優志望の人へのリップサービスに過ぎません。出演したとしてもエキストラレベルです。

ちゃんと劇場に掛かるプロの映画なら、様々な事務所にたくさんの才能が溢れるほどいます。その人たちの事務所からイヤというほどしつこく売り込みが掛けられているのに、わざわざ自分の手駒を使う監督はいません。

情熱があって、やることが分からないなら、とりあえず業界に飛び込んでみるのが一番ですよ。ADでも車両部でも人材はいくらでも欲しがっています。
実際に、たとえば、田中要次さんは、照明部で働いていろんな監督と知り合いになってその場でしつこく頼んでいるうちに、様々な映画に出るようになったのです。

また、何の実績もないのにオフィシャルサイトなど作っても、忙しい中、わざわざ見に来てくれる時間のある人などいません。そういうものは、実績を積んでから作っていけばいいのです。

あなたの周りの人も、たぶん「全く売れてない俳優志望」の人たちですよね？その人達と同じことをやっても未来は同じです。人に面白がってもらえる存在になるなら、まずはその懐に飛び込んでみるべきです。まだまだ若いんだから試行錯誤しながら頑張ってください！

Re: Re: Re: 事務所の件 - トシ

2019/03/03 (Sun) 03:45:41
*.spmode.ne.jp

ご返信ありがとうございます。
試行錯誤しながら頑張ってみます。
ありがとうございます。
周りの俳優志望の人と同じことをしていてはダメですからこれからも人一倍努力し頑張ります。

そこでなのですが御社の演技レッスンにすごく興味があります。
テキストも購入させて頂き読ませて頂いたのですが新鮮ですごく勉強になりました。
現在はレッスン生を少人数で実施しているため募集されていないようですが今後募集される予定はございますでしょうか？
宜しくお願い致します。

Re: 事務所の件 - ウィナーズラボ

2019/03/03 (Sun) 10:26:39
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ありがとうございます。

でも何度も述べますが、もしプロ俳優を目指しているなら、最初の段階での演技レッスンなんて必要ないのです。必要なのは、人を楽しませようと言う「サービス精神」と「勇気」、ただそれだけです。

仕事もオーディションもない状況で、演技レッスンを受けても意味がないどころかマイナスです。
それは目的地も分からず、夜の海にボートで漕ぎ出すようなものです。遅かれ早かれ遭難してしまいます。

目的地が見つかり、そこへの障害が明確に見つかってから、初めてそれを解決する方法を考えたらいいのです。

もし、それでもどうしても演技レッスンを！というのであれば、そういう人向けの演技レッスンが他にたくさんありますので、そちらへお願いいたします。そこは今のあなたのような考え方で、何年も全く仕事をせず、演技レッスンだけを頑張っている人で溢れています。

演技レッスンを頑張れば俳優になれる・・・それはありえません！まずは飛び込みましょう！「勇気」と「サービス精神」、それさえあればどんどん仕事していけますよ。

そうして、今後、オーディションや仕事をバリバリやっている状況を手に入れて、そのときまた新たな壁にぶつかってしまったら、ぜひこちらに相談してくださいね。

成功を祈っています。