声について - のりのりこ
2017/12/07 (Thu) 20:41:14
*.au-net.ne.jp
舞台のオーディションを受けました。
その演出家は歌舞伎にも関わっていた方で、芯のある、野太い声が求められます。観客にその声の方が伝わるからという理由です。
演出家のお弟子さんもたくさんオーディションを受けていましたが、確かに私の声はその方々と比べれば半分くらいの声量でした。
やはり、演劇をやる以上、声が出ることを目指すべきでしょうか?お弟子さんを見ていると、とても自信がなくなります。
ただ、今まで私の声を指摘した演出家はほとんどいませんでした。ということは声の大きさは単に演出家の好みで、あまり気にすることもないかもしれないのですが……
Re: 声について - 【ウィナーズ☆ラボ】
2017/12/08 (Fri) 01:14:56
*.bbtec.net
世の中には、いろんな「仕事」がありますよね?
村上春樹さんの小説「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」では、「僕」の仕事は図書館の「夢読み」として、一角獣の頭蓋骨から古い夢を読み解くことでした。
まあ、そこまで変わった商売でなくとも、「仕事」である以上、「顧客」の要求に応えるのが「仕事」です。
ですから、あなたが仕事としてその舞台に立つことを引き受けたなら、演出家が求める「声」が出せなくてはいけません。
「自分のやりたいこと」ではなく「求められること」をやることこそ仕事なのです。
逆にそういう野太い声が出せる俳優でも、リアリティーが求められる舞台や、テレビドラマなどに出演することになれば、その声ではとても「要求」に応えることはできず、逆に「何なんだ!そのしゃべりかたは!」と否定されたり、笑われたりしてしまいます。
つまり、俳優はあくまでもその作品を成立させるピースであり、「そこで求められていること」ができることこそ重要なのです。
その演出家と一緒に仕事をする時は、頑張って求められるその「野太い声」を出せるようになりましょう。でもそれだけではもちろんいろんな仕事はこなせません。
特に歌舞伎は「様式美」が求められる「人形劇」のような芸術です。
そういう演出を求める作品と普通の演技の仕事とは、当然のことながら明確に区別して演じる必要があります。
俳優とは「職人」であるべきです。困難な難しい要求がされる作品ほど、やりこなすことができれば、自分の「芸の肥やし」になると思いますよ。
どんな要求にも応えられるよう、日頃から心身を磨いていきましょう!
Re: Re: 声について - のりのりこ
2017/12/08 (Fri) 20:36:49
*.dion.ne.jp
そうですね……仕事として求められること、やるだけですね。
ありがとうございます。少しぐらついていましたが、整理できました。がんばります。