真実の内面について - 曰比谷公園
2017/04/26 (Wed) 21:50:20
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今、稽古している舞台の演出家から、セリフに感情を込めるなと言われます。
その真意は、内面が真実であれば、おのずからセリフも真実になるからというものです。一切の作り物を排除しようということです。
それはわかりますが、たとえば、そのシーンをリアルに体験することなど可能なのでしょうか?必ず作り物の部分が出てきて、いくら想像しても、到底リアルには近づけないのでは?
何か解決のヒントはありますでしょうか?
Re: 真実の内面について - 曰比谷公園
2017/04/26 (Wed) 22:01:01
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何度もすみません。
以前もその演出家とやったことがあり、同じことを言われ、必死に私の役の境遇や性格や、そのシーンの細部やらいろいろ作り込んだら、「かえってひどくなった。変にいじくり回すな。」と怒られました。
それ以来、あまり深く考えず、パッと思いつくままにやってますが、この状態をこれ以上深めることができません。どうしたものかと途方にくれています。
Re: 真実の内面について - 【ウィナーズ☆ラボ】
2017/04/28 (Fri) 22:59:45
*.bbtec.net
「セリフに感情を込める」それをやろうとしている人は誰でしょう?
そう、自分ですよね?「その役の人」ではありません。そういうことやってしまうと、そこに「その役の人」がいなくなって「自分」が見えてしまうのです。
物語にいきなり「自分(その役者自身)が見えてしまったら、ちょっと興醒めしてしまいませんか?時代劇中に、チリンチリン♪と自転車が通って映り込んでしまうようなものです。
逆に、「深く考えず、思いつくままに」やるのもいけません。
もちろん仕事を重ねて行けば、要領が分かってきてベテランの大工さんのようにパッと見てサット仕上げることができるようになるでしょう。
最初のうちは、工夫に工夫を凝らして、さらにそれをしっかりと「課題」にして、毎回毎回トライアンドエラーを繰り返すのです。
初心者の内に、何も考えずにやろうとするのは、免許取り立てで、いきなり11トントラック運転するようなものですよ。たまたま高速道路だけならなんとかなるかもしれませんが、曲がりくねった道に入れば、即大事故です。
「世界」をそこに見つけてそれに反応するだけで、自然な演技はできます。逆に言うとその為に様々な工夫をすることが大切なのです。
ブログやホームページにそのヒントがたくさん書いてありますので、読み返してみて下さいね。
http://www.winnerslab.net/